安泰山源忠寺

西方村にあり、地頭仮屋より巳方四町余、曹洞宗福昌寺の末にして開基年月詳かならず、開山興林和尚頴娃小四郎兼洪(カ子ヒロ)の爲に建立すといへり

薩藩名勝志(鹿児島県立図書館蔵)

宮ヶ浜にある現在の指宿報国神社境内に山門、信楽寺境内に本堂がありました。今和泉島津家の菩提寺であった光臺寺も、源忠寺の支院の一つ西光寺を曹洞宗から時衆宗に改宗し、廃号となっていた光臺寺として寶暦71757)年に浄國公(21代吉貴・今和泉家初代忠郷の実父)を祀ったとされます。