豊玉媛神社（出(で)水(めじん)堂(さぁ)）の仁王像は、廃仏毀釈によって行方不明となり、1981年に発見されるまで石垣の一部として埋もれれていました。今和泉島津家の菩提寺光臺寺由来のものと考えられていますが、源忠寺の支院、西光寺の遺構かもしれません。

阿形像手前の祠は合祀されている煙草神社のもの。“文政十一年四月十三日（1828年5月26日）奉進納願主小牧村新久保庄兵衛”とあります。かつての指宿は、煙草の産地としても知られたところでした。

境内に祀られている大和大明神については、こちらをご参照ください。